1.就職準備支援の運営機構
2.就職準備支援では何ができるのか
3.就職準備支援の利用方法
4.就職準備支援と就労移行支援それぞれのメリットデメリット
*管理人は職業評価を受けた後、就労移行に通ったので職業準備は説明会での内容になります
1.就職準備支援の運営機関
障害者職業センターが運営
障害者の雇用の促進と職業の安定のために、ハローワークや関係機関と連携して、障害者及び障害者を雇用する事業主に対して相談援助を行う就労支援機関 (HPより)
2.利用するまでの流れ
①利用の流れ
ハローワーク、発達障害支援センターなどの支援機関を通して職業相談の予約を取るor個人で連絡
→住んでいる地域により職業センターの本所か支所で利用の職業センターの利用方法の説明を受けます。
年3回、説明会がありますが、それを逃してしまった場合は個人で参加が可能です。
*支援機関がない場合は個人での申し込みも可能ですが、職業評価を受ける際に支援者と来るように依頼されます
支援機関との面談の予約が2週間~1ヶ月かかる他、職業相談の予約を取るの1ヶ月はかかるため、早めに連絡をした方が良いです。
説明会
障害者職業センターの利用について1時間ほど説明を受けた後、希望者は個別相談が可能です。
相談時に職業評価を受けたいと伝えると相談シートを受け取れます。
シートは職業評価の日までに自分自身と、支援機関がある場合は支援機関に記入をお願いします。
2.職業準備支援で受けられるサポート
①職業評価
受ける検査の種類によって1日もしくは2日かかる
1日目:これまでの困りごとや現状、今後の仕事の希望の聞き取りの他、重い物を持てるか、集中力を測る検査、パソコンの入力作業を測る検査等がありました。全部で2時間程でした。
2日目:TAGBという知能や一般常識を問う検査や自分自身の性格について答えるTEGという検査、どんな仕事に向いていると思うか答える性格検査を行いました。私が受けた時は、参加人数は自分を含めて2人でした。TAGBの検査はテープの音声に従ってマークシートに記入するもので、わからない所は検査係の人に質問することができ、リラックスして受けることができました。時間はTAGBが1時間ほどで、TEGと性格検査は合わせて30分ほどでした。
職業評価が終わっておよそ1ヶ月程してから場所はハローワークで、ハローワーク、発達障害支援センター、障がい者職業センターのそれぞれの担当者が参加しての検査結果の説明がありました。
・職業評価を受けて良かったこと
自信の得意、不得意が明らかになる
これまで一人で行ってきた就職活動に支援してくれる人ができた
職業計画に記載されている自身のセールスポイントは履歴書で長所を記載する際にも役だった。
・職業評価を受けて負担だったこと
予約をして評価をするまでに時間がかかる
これまでの状況を説明する際にネガティブなことも出てくるので心理的に少し負担がかかった
③職業準備支援
障がい者職業センター内で作業プログラムや講座プログラムを受けることができる
費用:無料*交通費、昼食費は自身で負担
受講期間:2週間~最長12週間
時間:9時30分~15時30分
通所頻度:週2日程度
内容
講座プログラム:ナビゲーションシートやアンガーマネジメント、企業からの説明
作業プログラム:パソコンでのデータ入力作業や書類の点検作業等をグループで行う
受講期間が最長3ヶ月と短めであるため、就職活動と並行して通う人が多いそうです。
まとめ
障がい者職業センターは無料で利用できる
職業評価を受けることで得意・不得意の棚卸しができる
就職活動をする際の支援者が増える
職業準備支援はすぐに就職活動を行う人に向いている